iPhoneアプリの開発環境
いわゆるガラケー(既存の携帯電話)向けのアプリケーションの開発に比べて、iPhoneなどのスマートフォンの開発は環境作りが容易です。
ソフトウェア開発キット、通称SDKと呼ばれるコンポーネント群さえあればiPhoneアプリの開発環境は整えられるからです。
iPhoneのSDKのコンポーネントには、「Xcode」「Interface Builder」「Instruments」「iPhone Simulator」などがあります。
開発工程には、アプリの設計、コーディング、デバッグ、シュミレート、検証などがありますが、iPhoneのSDKはこれらの工程を行う機能が備わっています。
ただし、iPhoneのSDKは、Macにしか使えません。
つまり、Windowsパソコンしか持っていない場合は、iPhoneのSDKを使うためにMacを準備する必要があります。
具体的には、Intel MacおよびMac OS X Leopard以上が必須条件になります。
「Xcode」は、統合開発環境(IDE)と呼ばれるものです。
ここ10年ほどで、プログラムの開発は、統合開発環境での開発が当たり前になってきて、すべてこの環境での開発が可能です。
無料のIDEでは、Eclipseなどが有名ですが、使い勝手は異なるもののイメージとしては同じものです。
つまり、エディット、コンパイル、デバッグがすべて揃った環境ということです。
ただし、最終的な動作確認のため、iPhoneの実機か、あるいはiPod touchの実機を用意しておく必要があります。
開発言語は、Object-Cと呼ばれる言語ですが、名前とはイメージが異なり、C++言語とは仕様が大きくことなります。
名前はC言語とはいえ、かなり独特の仕様にとまどう開発者も多いそうです。
iPhoneのSDKは、「Apple Developer Connection」から無償でダウンロード可能ですが、Apple IDが必要です。
IDの取得の際には、後のiPhoneアプリ配信時に面倒なことにならないように、すべて英語での記入が望ましいと言われています。
SDKは無償ですし、準備するものはMac本体と新しいOSぐらいですが、やはりかなりの技術者でないとビジネスでの参入は難しいでしょう。
時間の余裕のある企業でしたら大丈夫でしょうが、とても中小企業などが内製化をするにはコスト面でハードルが高いと言わざるをえません。
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